『オリンピア』 デニス・ボック 著 越前敏弥 訳 2023年12月5日発売予定 A5変型判 248頁 | 記憶と鎮魂のファミリー・ ヒストリー 第2次世界大戦をきっかけにドイツからカナダへ移住した家族を描く連作短編集。静かで平和に見える一族の生と死が詩情豊かに語られる。点景としてのオリンピック、断片としての家族の歴史。 「ぼくたち家族の才能は永遠のものだと思っていた。」(本文より) デニス・ボック『オリンピア』を日本のみなさんにようやくお届けすることができて、うれしく思う。二十世紀の終わりにカナダで出版されたこの作品が、四半世紀を経て翻訳刊行されるに至った事情は後述するとして、まずは内容の—— と、客観的かつ冷静にはじめようと思ったのだが、やはり無理だ。一九九八年にこの作品を原書で読んだとき、なんと美しく、なんと豊かなイメージに満ちあふれ、なんと静かに力強く心を打つ文章かと思った。すっかり虜になった。いつの日か、これを日本語で紹介できたらどんなにうれしいかと思った。まだ文芸翻訳の仕事を本格的にはじめてはいなかったころのことだ。(越前敏弥「訳者あとがき」より) 装釘 宗利淳一 |
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2024-03-8 クロワッサン 3月25日号
評者: 瀧井朝世
2024-03-03 神奈川新聞
評者: 江南亜美子
2024-03-02 長崎新聞
評者: 江南亜美子
2024-03-02 神戸新聞
評者: 江南亜美子
2024-02-26 千葉日報
評者: 江南亜美子
2024-02-25 中国新聞
評者: 江南亜美子
2024-02-24 日本海新聞
評者: 江南亜美子
2024-02-24 北日本新聞
評者: 江南亜美子
2024-02-24 高知新聞
評者: 江南亜美子
2024-02-18 伊勢新聞
評者: 江南亜美子
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第2,第3弾として、目下、鋭意編集中です。
●原英一著『カズオ・イシグロ、沈黙の文学』(四六上製、予価3,200円、300頁ほど)
●レスリー・シモタカハラ著、加藤洋子訳『リーディング・リスト』(A5変型判、予価2,800円、336頁ぐらい)